デイサービスはつらい?楽?実際に働いてよかったこと・つらかったこと

転職・就職

デイサービスにどのようなイメージを持っていますか?
「利用者とゆっくり交流ができて楽しそう」「身体介護が少なくて楽そう」というようなイメージを持っているかもしれません。

もちろん、イメージ通りの部分もあるでしょう。
でも、これからデイサービスで働こうと考えている方は、良いイメージばかりを思い浮かべがちです。

これから就職や転職を考えている方は先輩に良い部分、辛い部分を聞くことにより安心できますよね。

この記事では、実際のデイサービスに従事する人たちの実際の体験談を交えながら「良かったこと・楽なところ」や「辛いこと」などの介護現場の実情を紹介します。

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デイサービスで働いて良かったこと

デイサービスで実際に働いている方からは、良かった点について以下のような意見をいただきました。

良かったこと
  • 体力的負担が少ない
  • うまく連携がとれたとき
  • コミュニケーションスキルが上がる

以下で細かく紹介していきます。

体力的負担が少ない

デイサービスは基本的に夜勤はありません。

施設などで正社員になると、夜に弱いと夜勤が負担になり、生活のリズムが崩れるなど私生活にも影響してしまう方も少なくありません。

家庭の都合で夜は家を空けられないという方にも適しているでしょう。

また、身体介護も介護度は低く、体力的な負担が少ない事業所が多い傾向です。

体力的に自信のない方や腰が弱い人も安心して働ける環境です。

うまく連携がとれたとき

デイサービスは、利用者やご家族と直接関わる機会が多いので、人の役にたっていると実感できる仕事です。

スタッフ全員が同じ目標に向かって進み、利用者が元気になる姿を見られたときは、嬉しいですよね。

デイサービスは、利用者が在宅生活を自立して送れるように、目標に対して支援していきます。
特に家族と一緒にチームとなってケアをしている実感を感じることができ、ケアプランを達成した時には家族も一緒に喜びを分かち合えます。

例えば、「こもりがちな生活で身体機能が低下した」利用者に対して、「在宅生活の行動範囲を自分で移動できる」というケアプランの方がいました。

スタッフや家族とチームを組んで目標に向かって支援しているにも関わらず、改善が見られず、逆に運動に対して消極的になってしまいました。

その都度、アプローチ方法や運動内容を変更するなど、家族も巻き込んで目標に向かって試行錯誤した結果、半年かけて目標を達成できたときは、スタッフだけでなく、家族も一緒になって喜ぶことができ、介護の仕事は楽しいと本当に感じることができました。

利用者が元気になった姿を皆で喜べ合えるのも介護の仕事のやりがいの一つです。

コミュニケーションスキルが上がる

よくデイサービスはスキルの向上ができないと言われます。

確かに、利用者は軽度の人が多いため「介護技術スキル」を獲得するのは難しいです。

しかし、デイサービスは人と関わりが多く、また利用者の自立度が高いため、コミュニケーションのスキルは上がります。

コミュニケーションスキルが向上すると、デイサービスに行きたがらない利用者に対して、上手にアプローチができます。利用者をうまく誘導できると介護の仕事は楽しくなるでしょう。

では、なぜデイサービスの仕事をするとコミュニケーションが上がるのでしょうか。

それは、たくさんの利用者と接するため「何を求めているか」を考えて日々対応することができるようになるからです。

例えば、介護の仕事でよくある「入浴拒否」の利用者さんには、対人スキルが活かせます。
まず、相手がなぜ入りたくないのか的確に判断する理解力が必要です。そして、共感しつつ相手に入浴するメリットを伝えます。

また、家族とも毎日のようにコミュニケーションをとるため、自然と家族対応にも慣れることができます。

コミュニケーションスキルは介護技術のように事業所ごとに違うようなことはないので、転職する際にも役に立つと感じます。

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デイサービスで働いて辛いと感じること

デイサービスで働いて辛いと感じることには以下の点があげられました。
デイサービスならではの意見が多く、しっかりと確認して自分のしたいこと、出来ることと照らし合わせて、就職活動に臨むことをおすすめします。

辛いと感じること
  • 職員・利用者・ご家族など人間関係で悩みやすい
  • 送迎の運転が大変
  • レクリエーションが大変

一つずつ紹介いたします。

職員・利用者・ご家族など人間関係で悩みやすい

デイサービスは同じ目標に向かって仕事をするので一体感が生まれやすい一方、コミュニケーションの機会が多いだけに人間関係のトラブルが起きやすい仕事でもあります。

主に介護に対しての考え方や仕事の価値観の違いが人間関係に摩擦を起こします。

よくある人間関係のトラブルの一例として介護士と看護師の考え方の相違があります。

例えば、在宅で入浴が困難なためデイサービスで、数日ぶりに入るお風呂を楽しみにされている利用者がいます。

その方は現段階で、36.7度とやや微熱ですが風邪症状はありません。

このような場合に、介護士は利用者の気持ちを優先させて入浴を実施したいと考えます。
一方、看護師は利用者の健康面に配慮した結果、お風呂に入らないほうがいいと判断します。

それぞれの主張は間違っておらず、双方は利用者さんのことを第一に考えています。
そのため、意見や価値観の違いにより人間関係にトラブルが生じやすくなるのです。

介護職、看護職、リハビリ職、栄養士、など役割や職業によって倫理観は異なるのでデイサービスに限らず人間関係で摩擦が生じるリスクがあります。

また、デイサービスは家族と接する時間も多いため、お客様商売という部分に不慣れなスタッフは、慣れるまで時間がかかる人も多いようです。

まずは、家族や利用者も含め、事業所が一つの目標を持って、同じ目線で日々の仕事を進めていくことが大切です。

まとめ役の管理者の手腕が大事とも言えますね。

デイサービスの仕事は多くの人と接する仕事で大変ですが、その分多様な価値観に触れられ、新たな発見ができるおもしろい仕事とも捉えることができます。

送迎の運転が大変

運転が得意でない人は、まずデイサービスの立地条件を確認しておきましょう。
山間部や田舎のデイサービスは、道が狭い・塗装されていない・坂道が急など運転が苦手な人にとっては不向きです。

送迎は施設によって、大きい車両を運転する場合があるので事前に確認しておきましょう。

もし、運転に不安がある人は、先輩やデイサービスの運転手に危険な場所をあらかじめ聞いておくと安心です。

レクリエーションが大変

忙しい業務の間でレクリエーションの準備をするのは大変です。
残業がつけばいいのですが、サービス残業をせざるを得ない事業所も少なくありません。

また、レクリエーションは利用者を盛り上げ楽しんでもらう必要があります。
「あの人のレクは楽しいけど、あなたのレクは楽しくない」と言われた日には自信をなくしてしまいます。

リハビリ特化型など大きなイベント時以外はレクリエーションをしていないデイサービスもあるので、人前が苦手な方やレクリエーションをしたくない人におすすめです。

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まとめ

デイサービスの仕事の辛い部分は、施設によって少人数のところ、レクリエーションの実施の無いところなどもあり、自分の希望する働き方に合う施設を選ぶことでクリアされる可能性はあります。

デイサービスへの就職や転職を希望されている方は、サポートが充実している介護就職支援サイトを利用することをおすすめします。

転職・就職支援サイトの一覧を記事にしていますので参考にしてください。

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