【資格】介護リハビリセラピストとは?本当に役に立つ?

介護の資格

介護リハビリセラピストという資格自体や、取得でのメリットや得るものをご存じの方は少ないのではないでしょうか。

転職サイトなどで「介護リハビリセラピスト」で募集をしている事業所は無いのではないでしょうか。
「介護リハビリセラピスト」は初任者研修や介護福祉士などの介護の基本としての資格ではありません。
介護士として働く中でのスキルアップの1つとして考えた方が良いでしょう。

この記事では「介護リハビリセラピスト」とは何か?活躍の場面・メリットは?取得方法は?といった疑問や実際に受講した方の口コミを紹介します。

介護リハビリセラピストとは?

介護施設のレクリエーションの一環として、介護が必要な方に介護アロマやマッサージ、ハンドマッサージをしてあげたいがやり方が分からないということがあります。

介護リハビリセラピーとは、アロマテラピーとマッサージが融合した施術方法で、手足のむくみや関節痛などの体の痛み、肩こり、認知症予防などに対し、アルマオイルを使用し、必要な箇所へ栄養を与えながら血液やリンパ液を流し、関節や筋肉の機能を回復させる介護アロマです。

高齢者のケアやレクリエーションの一環としてのアロマやマッサージを学ぶことができます。
高齢者の体の不調に対し、整骨院や治療院で行われているアロマビタミンオイルを使用した施術方法を習得します。

介護アロマとは

介護が必要な高齢者に植物から香りの成分を抽出したアロマ精油を使用して体の痛みや筋肉のこり、ストレスを改善させるために行う芳香療法の意味で使用されています。
介護施設や高齢者のケアで行うアロマの主な活用方法には、アロマランプなどの専用器具で空気中に精油を拡散させる芳香浴、浴槽やフットバスのお湯に精油を入れる沐浴、希釈した精油を塗布して行うマッサージがあります。(日本介護リハビリセラピスト協会)
医療的なマッサージとは違うため気を付けましょう。

介護リハビリセラピストのメリットと活躍場面

デイサービス、有料老人ホーム、訪問介護、訪問看護などにお勤めの方々が、介護リハビリセラピスト講座を受講しています。

特にデイサービスの利用者やご家族は、健康に対する意識が高く、手足のむくみやだるさへの施術は特に人気があるようです。

少しの時間でも、フットマッサージやハンドマッサージをしてあげるだけで、利用者は大変喜んでくれます。

レクリエーションの内容を考えることがスタッフの大きな負担となっていることも少なくありません。

資格を持つことで賃金が上がるというメリットは無いかもしれませんが、他の施設との差別化にもなり、レクリエーションの時間を多くとっている施設では重宝されるでしょう。

介護リハビリセラピストの受講方法

介護リハビリセラピストは通信講座で取得可能です。

受講者の90%以上が仕事をしていることもあり、2通りの取得方法が用意されています。

  1. テキストとDVDを使用して通信講座で自分のペースで取得
  2. 実技を中心とした実践を中心とした講座(1日で取得可)


1.は講座を受講後、認定試験を合格すると認定書が授与されます
2.は認定試験は免除となります

以下に詳しく説明いたします。

通信講座の受講内容

通信講座は、学習から認定試験まですべてDVDとテキストを使用し、自宅で受けることができます。
自分のタイミングやペースに合わせて学習できるので、途中で挫折することがありません。

通信講座の受講内容

座学(テキスト)

  • 介護リハビリセラピーが体に与える作用
  • アロマテラピーに必要な精油学
  • 実践に活かすアロマテラピー
  • 介護リハビリセラピーのアレルギー反応と禁忌症
  • 解剖学
  • 介護リハビリセラピーの基本施術方法

実技(テキスト&DVD)

  • 下腿浮腫(足底・足背・下腿前面・下腿後面)の施術方法
  • 足底の痛み(足底筋膜炎・中足骨頭痛・モートン病)の施術方法
  • 脳卒中の後遺症による麻痺(指・足関節・内反尖足)の施術方法
  • 膝関節痛(変形性膝関節症・関節水腫)の施術方法
  • 前腕浮腫(手・前腕)・脳卒中の後遺症による麻痺(指・手関節)の施術方法
  • 肩関節痛の施術方法
  • 首・肩・背中のこりや痛みの施術方法
  • 認知症の予防の施術方法

自分のペースで取得可能な分、実技での力加減などが分かりづらい部分がでてくる可能性があります。

認定試験の受験はパソコンから協会ホームページの「認定試験対策・受験」にログインして受験することができます。
合格すると、日本介護リハビリセラピスト協会から『介護リハビリセラピスト』の認定証が郵送されます。

介護リハビリセラピスト通信講座公式サイト

1日講座の受講内容

受講後には認定試験は免除になり、テキスト、実技のDVD、アロマビタミンオイルが配布されるため、家に帰っても繰り返し学習することが可能です。

1日講座の受講内容
  • 介護リハビリセラピーの基礎知識
  • 下腿浮腫(足底・足背・下腿前面・下腿後面)の施術方法
  • 足底の痛み(足底筋膜炎・中足骨頭痛・モートン病)の施術方法
  • 脳卒中の後遺症による麻痺(指・足関節・内反尖足)の施術方法
  • 膝関節痛(変形性膝関節症・関節水腫)の施術方法
  • 前腕浮腫(手・前腕)・脳卒中の後遺症による麻痺(指・手関節)の施術方法
  • 肩関節痛の施術方法
  • 首・肩・背中のこりや痛みの施術方法
  • 認知症の予防の施術方法

1日講座は実技中心の講座のため、プロの講師から実際の技術を学ぶことができ、質問もその場で出来るのが利点ですが、精油学などの座学を学びたい方には不向きです。

福岡、東京、大阪、北海道、愛知などの会場で2か月に1回程度で開催されています。

日程の詳細は公式サイトを参照ください 介護リハビリセラピスト公式

取得費用

介護リハビリセラピストの受講費用は以下のようになります。

通信講座29,800円(ネット割引通常受講料 44,000円)
1日講座49,800円

こちらの公式ホームページ上からの申し込みで通信講座は割引価格で受講できるようです。

介護リハビリセラピストを受講した感想

実際に介護リハビリセラピストを受講した方の声を紹介します。

デイサービス勤務
デイサービス勤務

普段デイサービスで働いています。むくみのひどい方が多くいらっしゃり、とても辛そうなのを見て、受講を決めました。
短時間でも身に付き、とても楽しく学ぶ事ができました。

施設介護職
施設介護職

高齢者にマッサージをしていいのか自身もなかったので、受講して良かったです。

利用者様の気持ちよさそうな顔を見ることができ、受けてよかったと思いました。

ボランティア
ボランティア

とても明るい雰囲気の中で講義を受けることができ、リラックスして吸収しやすく感じました。
ペアで実技も体験出来て良かったです。
時間も長くなく、短過ぎずで集中力も途切れずで、実技の方に時間を重点していたのが大変良かったです。

主婦
主婦

家族の介護でマッサージをしてあげたかったから受講しました。講師の先生は優しく丁寧に教えてくれて分かりやすかったです。実技をしながら教えていただき勉強になりました。受講時間も4時間で疲れる事なく過ごせました。

看護師
看護師

実践的な練習が多く、短時間でも身に付き、他の受講者の方と色々なお話が出来てとても楽しく学ぶ事ができました。
質問しやすい雰囲気で、質問に親身に理解できるまで教えてくださりました。

介護職員
介護職員

とても分かりやすい内容でした。
実際に施設でやる時には緊張しましたが、動画で振り返えりながら何度もやっていくうちに力加減などが徐々に分かってきました。
なかなかの好評で、月に何度かはセラピーの時間を貰えるようになりました。

レクリエーションの質を変える重宝される資格

レクリエーションは、内容を考えたり、準備をすることがスタッフにとって負担となっていることも少なくありません。
差別化にもなり、介護リハビリセラピストは高齢者施設でのレクリエーションを向上させる資格として重宝されるものです。

精油学や解剖学、アレルギーなどの知識も得ながら技術を習得することができます。

デイサービスや施設でのレクリエーションの売りとなる資格と言えるでしょう。

介護リハビリセラピストまとめ
  • 介護アロマの技術を習得するための資格
  • 1日の実践講座と通信講座の2通りの取得方法
  • レクリエーションの売りとして重宝される資格

参照:介護リハビリセラピスト通信講座

コメント

  1. […] 介護のはなし […]

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